現在就職活動（および転職活動）をしているみなさんの中には、「とにかく、絶対に正社員！これだけは譲れない！」という人も多くいることでしょう。しかし「じゃあ正社員って、具体的に”正社員じゃない人”と、何が違うの？」と聞かれると、答えに困る人も多いのではないでしょうか？
正社員と、非正社員（非正規雇用社員）の違い
正社員とは？と聞かれたとき、2つの観点から説明することができます。
期間の定め
実は「正社員」というものに、明確な定義はありません。それでも、社会一般に皆さんが言う「正社員」を定義してみたとき、まず挙がるのが契約期間の定めです。
正社員は、雇用期間に制限がなく、基本的な性質は「終身雇用」のようなもの、と言えるかもしれません。一方で、非正規雇用の多くは、雇用期間に定めのある「有期雇用契約」になっています。契約社員などは典型的だと言えます。
退職金やボーナス
多くの会社では、退職金とボーナスは正社員だけのために用意されていることがほとんどのようです。（まれに、年俸を14等分して、月給のほかに夏と冬に1か月ずつボーナスとして支給する会社もあるようです）
そのほかの点では、勤務時間の長さなども挙げられます。一般的には正社員のほうが勤務日数も多く、勤務時間も長くなる傾向があります。
また、社会保険などに関しては、一定の条件では契約社員やパート、アルバイトも加入しますので、特に正規、非正規の違いに関わるものではありません。（逆に社会保険に加入は、”正社員じゃないからしない”とは言えませんので要注意です）
動物看護師、獣医師、共に「正社員がいい！」という方はもちろん多いと思います。会社から「正社員募集」と言われてみたものの、具体的にはよくわからなかった…という人の助けになれば幸いです。
